Nephrology training program腎臓内科研修プログラム

腎臓内科研修プログラム

Features

三重大学腎臓内科の特徴
患者視点で、全身疾患として腎臓病を診る
腎臓病は全身疾患の一部です。慢性糸球体腎炎、急性腎不全や慢性腎不全といった腎疾患は、腎障害が主病変ですが、背景に血管炎や免疫異常、耐糖能障害、水・電解質異常、心不全、感染症など多彩な合併症を伴うことが多いです。
また慢性腎臓病(CKD)は心臓血管疾患の高リスクであり、腎臓だけをみていても患者さんの予後を改善することはできません。全身疾患の一部として腎臓病をとらえる診療スタイルを大切にしています。
Total Renal Care
急性腎不全、慢性腎臓病(CKD)、保存期腎不全の管理、末期腎不全に対する腎代替療法の選択(血液透析、腹膜透析、腎移植)、透析患者の合併症対策など、腎臓に関わるtotal careを提供しています。特に腎代替療法選択では、QOLなど患者さんの好みを重視した、患者中心のアプローチを心がけています。
三重大学病院では血液透析、腹膜透析、腎移植のすべての治療に関わることが可能です。
豊富な腎生検症例
年間腎生検数が100~150件あります。IgA腎症など慢性糸球体腎炎をはじめとして、急性糸球体腎炎や急速進行性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群など豊富な症例があります。糖尿病や膠原病、アミロイドーシスなど二次性腎疾患に対しても積極的な病理診断を行い、治療方針の決定に役立てています。
毎週腎病理カンファレンスを病理部と合同で行っており、腎病理所見の臨床へのフィードバックや迅速な治療選択に利用しています。
1年間で教科書に載っているような腎炎はだいたい網羅できます。また移植腎病理につきましても腎泌尿器外科、病理部とともにカンファレンスを行い、拒絶や感染、免疫抑制剤による腎毒性などを評価しております。
チーム診療
チーム診療を基本とし、一人の患者さんにつき複数の腎臓内科医師、専攻医、初期研修医で診療にあたっております。夜間・休日は当番制をとり、自分の時間が取れるよう工夫しています。当番でなければ、土日を利用してゆったり休んでもよし、日々の診療で十分に見切れない患者さんのケアのために出勤することも可能ですし、研究会や勉強会に参加も可能です。診療のモチベーションを上げるためには、しっかり休み、計画的な家族サービスも非常に重要と考えています。
女医さんに対しても優しい職場を心がけており、画一的な仕事ではなく、本人の希望に応じた臨機応変に対応できる診療体制をとっています。
血液浄化療法
血液透析、血液透析濾過、血漿交換療法、免疫吸着療法など、難病や難治性疾患に対し、血液浄化療法を行っています。ICUとも協力しながら、術後急性腎障害や敗血症、重症症例に対するCHDFなどにも関与しています。

License

取得可能な主な専門医資格
  • 内科専門医・指導医(日本内科学会)
  • 腎臓専門医(日本腎臓学会)
  • 透析専門医(日本透析医学会)など

Schedule

週間スケジュール例
病院見学や研修についてのご質問等
随時受付中。
循環器内科領域、腎臓内科領域は、生命に直接かかわる重症疾患診療から生活習慣病の予防や啓発活動まで幅広い分野で活躍できる診療領域です。
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