東海地方初の即時適応放射線治療装置「ETHOS Therapy HyperSight」と
県内初の半導体PET/CT「Omni Legend 32」を導入 (2026年2月稼働開始)

三重大学医学部附属病院では、がん診療の質向上を目的として、東海地方で初めて即時適応放射線治療装置「ETHOS Therapy HyperSight(Varian社)」および三重県内で初めて半導体PET/CT装置「Omni Legend 32(GE Healthcare社)」を導入し、2026年2月より稼働を開始しました。これらの機器の導入により、地域のがん診療の基幹病院として、これまで以上に精度の高い診断と安全で質の高い医療の提供を目指してまいります。

即時適応放射線治療装置「ETHOS Therapy HyperSight(Varian社)」

~さらに進化した画像誘導放射線治療~

本装置は、国内4台目であり、東海地方では初導入となる即時適応放射線治療装置です。AIを用いた専用システムにより、その日の腫瘍や周囲臓器の位置関係や形状に合わせて、十数分程度で治療計画を更新し、最適な照射範囲に調整できます。治療期間中の体位や腫瘍・臓器の形態の変化に対応できるため、正常臓器への線量を抑えつつ、がんに精密に放射線を照射することが可能となります。また、本装置に搭載された「HyperSight」によって、高画質のCT画像を短時間に撮影できるため、治療までの準備時間や撮影時間を短縮して、患者さんの負担軽減にも寄与します。

ETHOS Therapy HyperSight (Varian社)

半導体PET/CT装置「Omni Legend 32(GE Healthcare社)」

~がん診療を支える精密な画像診断~

三重県内で初めて導入される半導体PET/CT装置です。高感度の半導体検出器(SiPM)を搭載しており、微小病変の検出力向上が期待されます。PET/CTは、がんの広がり診断や再発評価に広く利用されており、がん診療の適切な治療方針決定において重要な役割を果たしています。加えて、脳疾患や心疾患、大動脈の炎症などの評価にも用いられており、本装置の導入により、幅広い疾患領域での診断力向上が期待されます。

半導体PET/CT装置「Omni Legend 32(GE Healthcare社)」