Let's take a peek

多彩な研修先

全国の医療過疎を解決するモデルとなる
高齢化率60%を超える地域を抱える、少子高齢化の進む日本の“ 最先端地域” で、2 0 0 7年から家庭医・総合診療医が常勤医となり、診療・教育・研究を行っています。住民と距離の近い“よろず相談” のできる地域の病院として、外来、入院、在宅、診療所、あらゆるシチュエーションの診療を経験できます。多職種連携、チーム医療を実践しながら、人生の一部分としての疾患・病気を意識して、患者さんその人の生活や人生を想像できる医師を育てます。地域住民対象の健康教室や隣の県立高校の福祉コースの授業も担当しています。
教育担当/三重県総合診療地域医療学講座 助教
TAICHI NAKMURA
46床 家庭医療 チーム医療 多職種連携 予防医療 常勤医6名全員が総合診療 総合診療・プライマリケアに関わる人材の育成 common disease の管理 チームで支える、24時間看取りを含めた在宅ケア

施設の特徴

 当院は津市白山町に位置しています。高齢化が進んだ津市一志町・白山町、それよりも山間に入った津市美杉町において、唯一の入院対応が可能な施設です。外来、入院、訪問と一連の流れを全て主治医として診療を行うことができ、主治医として患者家族と密に接することができる研修施設となっています。高齢者が多い地域であるために、高齢者特有の疾患(認知症、摂食嚥下障害、転倒、せん妄などなど)の経験は十分に積むことが可能です。

 健康教室、予防接種、禁煙外来など予防や患者教育にも力を入れています。また、地域の敬老会や老人クラブなどでの講師として、地域に出向いての講演を行うことができ、地域の方との繋がりは病院以外でも広がります。また、地域の保健医療福祉の方々との顔の見える関係づくりにも力を入れており、年に4回ある「保健医療福祉連携会議」や、地域の保健医療福祉関係者やケアマネジャーなどの有志が集まって結成した「顔の見える会」の会議や各種イベント(年3回の「顔の見える事例検討会」や年1回の講演会など)にも参加が可能です。

 当院には三重大学医学部生が臨床実習の一環として1ヶ月実習に来ます。初期研修医、後期研修医の研修も受け入れており、看護学生やその他医療系学生の実習受け入れも増えています。また、2016(平成28)年からは県立プライマリ・ケアセンターが設置され、これからの総合診療・プライマリ・ケアを担う人材の教育に力をいれています。

 このように、主治医としての継続した診療を行うことができるだけではなく、地域の中の病院として、地域を意識した研修を行うことができます。また、学生、初期研修医教育にも携わることができます。

研修科の診療内容

  • 外来
    地域の健康問題に全て初期対応する外来です。感冒などの内科系急性疾患から、生活習慣病のコントロールなど慢性疾患管理、腰痛、膝痛などの整形外科系疾患への対応や、縫合処置などの小外科対応まで、全て初期対応を行います。当院で完結できる状態かどうか、経過を見ながら判断しています。高齢化が進んだ地域であり、高齢者の割合が多くなっています。
  • 救急外来
    当院かかりつけの方の急な状態変化への対応や、白山町、美杉町など救急指定病院へのアクセスが困難な方への対応などが求められています。また、救急隊とのホットラインを整備し、当院で対応できる範囲で診療圏の救急対応に貢献することが求められています。夜間休日は医師一人、看護師一人体制で、検体検査、画像検査などは自ら看護師と協力して行う必要があります。限られた人的、物的資源を有効活用するようにマネジメントする能力が培われます。
  • 病棟
    内科系患者から、保存的な治療で対応可能な整形外科など外科系患者、悪性腫瘍・非悪性腫瘍の終末期・緩和ケアまで対応しています。
  • 訪問診療
    通院困難な方などの訪問診療を積極的に行っています。当院からは訪問看護、訪問リハビリ、訪問栄養指導、訪問薬剤指導(院外薬局とも連携)など施行しており、多職種での在宅医療を行っています。在宅療養支援病院として、自宅で最期を迎える方のサポートも行っています。

施設概要

所在地
〒515-3133 津市白山町南家城616
連絡先
059-262-0600
病床数
86床 (一般46, 療養型病床群40)
医師数
常勤6名 (うち総合診療科6名)
診療科
内科, 外科, 眼科

研修プログラムでの担当科目
総合診療専門研修1

募集要項

身分
非常勤
宿舎
有(単身用)
当直/待機
平日2回、休日1〜2回程度

施設の写真

普段の様子

飛行機

見学・研修のお問い合わせ

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