災害対策推進・教育センターについて

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センター長あいさつ

災害対策推進・教育センターは、院内の災害対策の推進、防災体制の整備、実災害で活躍できる人材の養成、災害医療教育の普及啓発を図ることを目的として、令和3年4月1日に新たに設置されました。当センターの前身である「災害対策推進室(=院内の医療スタッフと事務スタッフのチーム)」が令和2年1月に立ち上げられ効果的に災害対策が推進されたことから、継続した取り組みを行う組織としてのセンターが設立されたという経緯があります。

院内の救命救急・総合集中治療センター、災害医療センター、防災関連会議や部会(防災会議、防災ワーキング・グループ、院外医療支援部会、災害リンクナース、災害対策マニュアル策定部会など)の教職員、県内外の医療機関、三重大学本学、三重県や津市との行政、防災関連の会社や地域の皆さんと連携をとり、病院の防災体制を強化していきます。

災害拠点病院として、災害時にも医療体制を継続し、一人でも多くの傷病者の救護を優先した医療を提供できるよう、災害時BCP(事業継続計画)をはじめとする対策や運用、防災教育に尽力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

当センターの主な活動(協力も含む)

1) 災害対策の推進
(1)事業継続計画(BCP)で必要とされる各事項への対応状況の確認と対応策の検討
(2)防災訓練の実施:多数傷病者受入訓練、災害対策本部設立訓練、第2救護所設立訓練、院内保育園に対する津波避難訓練、全職員安否確認訓練、周産母子センター地震机上訓練、中央手術部地震机上訓練、小児科災害時対応訓練、NICU災害時対応訓練など
(3)防火訓練(通報、初期消火、避難誘導)の実施:複数病棟火災訓練、中央手術部火災訓練、夜間避難訓練、消火器使用訓練、消火栓からの消火訓練、はしご車訓練、起震車体験など
(4)院内防災関連マニュアルの作成・見直し:災害対策マニュアル作成、アクションカード見直しなど
(5)院内防災体制の整備:安否確認システム(ANPIC)の整備、電子カルテ内のファイルメーカーシステムを利用した発災時報告システムの導入、災害リンクナース会との連携、災害時乳幼児のミルクの運用、災害時必要品の整備(食料備蓄、簡易トイレ、防災ヘルメット、レスキューセット、ボート、ライフジャケット、納体袋の購入など)
(6)防火体制の整備:自衛消防組織の体制確立
(7)その他災害対策推進に関し必要な事項



2)教育
(1)災害医療に従事する病院職員の養成:防災E-ラーニング、新人研修、EMIS入力訓練、簡易無線操作訓練、第三級陸上特殊無線技士講習受講、ドローン操縦者養成講習受講
(2)災害医療に従事する病院職員の養成:自衛消防業務講習受講、防火・防災管理者講習受講、津北消防署との連携
(3)災害医療教育に係るプログラムの企画・研究:防災・防災訓練時の企画、アンケート集計・報告、アンピックアンケート機能、医学部医学科生への防災教育
(4)災害医療教育の普及啓発:三重大学広報誌(ミニミュース)での特集掲載、防災版三重大学病院キャラクター防災版啓発グッズ作成(アクリルスタンド、シールなど)、三重大学病院公式YouTube作成、がんばったで賞表彰、病院貢献賞ポスター掲示、HP(三重大学、三重大学病院、災害対策推進・教育センター)でのお知らせ、高大連携での出張授業、研究会での講演など