三重大学医学部附属病院
救命救急・総合集中治療センター

専門医研修プログラム

  • 対象期間
  • 医学科
    在籍中
  • 1年目
  • 2年目
  • 3年目
  • 4年目
  • 5年目
  • 6年目
    以降

当センターは、三次救急を担当する救命救急センターとして、主に重症患者(救急科では主に多発外傷・心肺停止・ショック・急性呼吸不全・重症熱傷など)を中心に受け入れを行っています。

救急外来から集中治療室までを同一チームで管理し、一貫した治療を行っているのが当院の強みです。
救急外来では、体外循環・開胸心マッサージ・開腹止血術・輪状甲状間膜切開術を含む緊急手術も積極的に行っています。
また、2012年2月よりドクターヘリも導入し、病院前治療も強化し、三重県全域からの重症患者の受け入れを行っています。

当センターの研修プログラムの目的は「優秀な救急専攻医を育成すると同時に、三重県の地域社会にとって不可欠なセーフティーネットが整備されること」です。

以下のプログラムを通して三重県の救急医療を担う優秀な医師の育成に取り組んでおります。

優秀な救急専攻医を育成すると同時に、
三重県の地域社会にとって不可欠な
セーフティーネットの
整備が目的です。

専門医研修プログラム 紹介動画 公開中

  • 当センターが実施する「専門医研修プログラム」に関して、動画でわかりやすくご紹介しています。ぜひご覧ください。
  • 研修プログラム資料の
    ダウンロードはこちらからダウンロード

Profile研修プログラムの概要

「三重大学医学部附属病院 救急科専門医研修プログラム」は、専門研修基幹施設である三重大学医学部附属病院 救命救急・総合集中センターと、地域の中核病院である16の専門研修連携施設(三重県内13施設、三重県外3施設)からなります。
これらの研修施設は、三重県内外の高度医療から地域医療までを担う病院群から形成されており、それぞれの特徴を活かして救急専門医になるための研修を行うことで、日本救急医学会・日本専門医機構が掲げる研修到達目標や症例および必須手技経験基準を満たすことができます。

3年間の研修のうち、少なくとも1年間は研修基幹施設である三重大学医学部附属病院 救命救急・総合集中センターにおいて研修を行い、臨床(高度救命救急医療)・研究(臨床・基礎研究)・教育(若手研修医・後輩への教育)の素養を身につけます。残り2年間の研修期間をどの施設で研修するかは、上記連携施設の長およびプログラム統括責任者と相談して決定することができます。
プログラムに定められた研修の評価は施設ごとに指導管理責任者(専門研修連携施設)および指導医が行い、プログラム統括責任者が最終評価を行います。本プログラムでは、3年間の研修終了時には研修到達目標を達成し、救急科専門医になるための必要十分な研修を受けることができます。

Plan基本研修プラン

  • 専門医研修プログラム対象期間
  • 1年目
  • 2年目
  • 3年目
  • 4年目
  • 5年目
  • 6年目以降

3年間の内、最低1年間は三重大学医学部附属病院 救命救急・総合集中治療センターにて研修を行う

連携施設での研修では1施設あたり最低2か月の研修を行う

Case研修例

Case.1

三重大学病院での研修期間を
多く取りたい方

研修1年目 研修2年目 研修3年目
三重大学
医学部附属病院
(臨床)
A病院 三重大学
医学部附属病院
(研究)

Case.2

初期研修病院を含む市中病院で、
多くの患者さんと向き合いたい方

研修1年目 研修2年目 研修3年目
B病院 C病院 三重大学
医学部附属病院

この例では1年目に初期臨床研修を行った松阪中央総合病院でそのまま専門医研修を受け、その後近隣の伊勢赤十字病院にて1~3次症例の研鑚。1,2,3 次医療を通し、多くの患者と向き合える研修例です。

Case.3

6か月ごとに病院を
ローテート研修したい方

研修
1年目前半
研修
1年目後半
研修
2年目
研修
3年目
D病院 A病院 三重大学
医学部
附属病院
E病院

この例では1 年目は6か月ごとに2 つの病院で研修を受けています。多くの病院を経験することができる研修例です。

Education system研修プログラムでの教育体制

三重県に多くの救急・集中治療医を育成するのが我々の使命です。
丁寧で実践的な教育を行うことにより、将来、どの科に進んでも全身を診ることができる医師を養成することを心がけています。

毎日2回(朝・夕)の
カンファレンスの実施

患者の病態把握・治療方針決定とともに、研修医・医学科学生への指導も行っています。カンファレンスでの患者病態のプレゼンテーションは、研修医・医学科学生を主体に「by system」で行うことを心がけています。

若手主体での救急手技の実施

救急手技などは若手主体で行っており、救急科専門医に必要な手技を無理なく身に付けることができます。

初期研修医・後期研修医による
症例発表・論文抄読会

上級医からの初期・後期研修医
向けの積極的なレクチャー

救急隊・地域病院の
医療従事者への教育

ICLS、BLS/ACLS、JPTEC/JATEC などを始めとする各種標準化コースやメディカルラリーを開催するなど、off the job training の場を豊富に設けています。

三重県内の救急科専門医・指導医
三重県には救急科専門医が50人余り・救急科指導医が6人おり、多くが当センターでの診療を経験されています。専門医だけでなく、指導医養成施設としても最適です。
救急科専門医名簿はこちら 救急科指導医名簿はこちら
三重県内の集中治療専門医
三重県には集中治療専門医が10数名おり、その過半数は当センターでの診療を経験されています。集中治療室は救急科を含めたオープンICUです。半数は救急科の患者であり、三重県内で集中治療の教育を受けることを望む若手医師は、当センターで研修をされることをおすすめします。
集中治療専門医名簿はこちら

随時、
病院見学を受け付けています。
救命救急医としての勤務に
ご興味のある方、お待ちしております。

見学の日時については、ご要望に応じ検討させていただきます。
ご希望日の2週間前までに下記よりお問い合わせください。
※診療状況によって、日程変更をお願いする場合がございます。予めご了承ください。

教育・研修制度

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