三重大学医学部附属病院
救命救急・総合集中治療センター

メッセージMessage

チームワークで「命を救う」、
その先を見越した集中治療を行いたい。

助教・研究医長伊藤 亜紗実ITO Asami
救急医学、集中治療学

初めまして、救急の伊藤です。

得意な領域は呼吸療法、重症敗血症やDICです。集中治療の醍醐味は患者さんの生きる力が回復する過程を間近にみられることです。尿が出たり、頷いたり、字を書いたり…。正しい治療を行うだけでなく、命の危機が過ぎ元気になるまでを考えて治療を行うことが大事だと最近感じます。せん妄を起こさず、トラウマを残さず、自分の力で前向きに回復できるようお手伝いしたいです。

臨床研究も地道に行なっています。テーマはチーム医療・睡眠・バーンアウト症候群です。機械学習やアプリ開発にも携わっています。全ての職種がベストの状態で生き生き仕事をすること、ひいては患者さんに最高の医療を提供できることを目指しています。初の症例報告は「総説」と言われ、初の原著論文らしきものを「感想文」と言われたところからスタートし、症例報告・原著論文・総説・プロトコール論文など色々書きました。

現在子育て中ですが、産後数年はかなり勤務時間を減らしていました。子育ても仕事も中途半端で、みんなに迷惑をかけているという負の感情に押しつぶされそうになりました。そこで、「亀の歩みでいいので止まらない」というかなり低い目標を設けました。職場の配慮で臨床を減らし、大学院の時間に充てさせていただきました。一番下が4歳になるとようやく余裕が生まれ、physician-scientistとしてもっと発展したい!と高みを目指した目標を持てるようになりました。

ワンオペ、実家応援なし、能力なしでもなんとかなる実例がここにいます。今の職場はいわゆるマミートラックに乗せることなく、次々機会を与え、未来を広げさせてくれました。日本も今後、女性救急医で子育てしてます(ドヤ)!…ではso what?の時代になると思います。私も切磋琢磨しつつ、優秀な後輩たちが医師としてキャラ立ちし、好きなことを追求できるよう全力でサポートしたいです。

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